誰もが一度は行ってみたいと思う四国を安く、快適に周遊する方法を全3回に渡ってご紹介します。有名な観光地を訪れることもできます。タイトルには、若者限定とありますが、若者以外の方も少しだけ料金を払うと同じように楽しむ事ができます。ぜひ最後までご覧ください。
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今回の記事では、
初心者の方でも安心、快適に十分楽しめる四国周遊
プランについて紹介します
①初めに
四国は日本の美しい自然と独特の文化が溢れる地域であり、本州とはどこか違う雰囲気を味わうことができます。
そして、香川県の讃岐うどん、金毘羅山を始め、愛媛の道後温泉や、城下町など様々な魅力があります。今回は、そんな四国の魅力を実際の行程表に基づきながら説明していきます。
②若者限定・四国フリーパス(JR四国)
四国を巡るには、お得な切符の利用が非常に便利です。今回は、JR四国が発行する「四国フリーパス」を利用しました。
3日間、何度でも普通電車や、特急電車の自由席を含む四国内のJR線に乗車することが可能で、価格も一般のきっぷに比べてかなり格安です。(大人・18000円)さらに、若者限定版は、たったの12000円で購入できます。
JR四国の駅窓口フリーきっぷは、みどりの窓口や話せる指定席券売機、JR四国ツアーズなどで購入できます。
※購入時と利用時は、年齢及び本人確認のため、運転免許証やパスポートなどの公的身分証明書の提示、携帯が必要です。(若者限定版のみ)
また、土地土地で発行されている一日乗車券や回数券を利用するのも一つの方法です。特定のエリア内でバスや電車を乗り降り自由な切符もあり、地元民と同じように生活するかのような旅が楽しめます。
訪問計画を練りつつ、これらのお得な切符を利用して、四国の魅力を存分に味わいましょう。
③1日目(高松・琴平・高知・松山)
空港リムジンバス(約30分)高松空港(8:59)→栗林公園(9:30) (1000円)
・高松空港
高松空港は香川県さらには、四国の玄関口として多くの旅行者を迎えます。空港からJR高松駅を始めとした市内中心部へのアクセスは、リムジンバスが最も便利です。
また、高松空港はさぬきうどんの名店が揃う香川県に位置しているため、到着したその足で美味しいうどんを堪能することもおすすめです。ちなみに、空港内にもうどん店があります。
今回は、朝比較的早く到着する飛行機だったため、実際に試飲することは出来ませんでしたが、だしの出る蛇口からだしを飲むことができるようです。
四国には、各県に空港がありますが、市中心部へのアクセスや、四国周遊旅行などの観点を踏まえると、個人的には、高松空港を利用して、本州から四国に入るのがおすすめです。
・栗林公園
高松駅まで向かうリムジンバスですが途中の栗林公園で下車します。
栗林公園は香川県高松市にある美しい日本庭園で、特別名勝に指定されています。江戸時代に造られたこの庭園は、四季折々の美しい景色と歴史的建造物で知られています。訪問者は桜や紅葉の季節に特に多く、茶室での文化体験も楽しめます。
※今回は時間の都合上、外観のみを見学しました。
琴電(約60分)栗林公園駅(10:07)→琴電琴平駅(11:02) (760円)
栗林公園から10分ほど歩いたところに栗林公園駅があります。この駅は、地元ローカル鉄道の琴平電気鉄道(通称:琴電)が走っています。
昭和を感じる駅舎もありますが、近年新たなニュータウンに新駅ができるなど、高松市民の市中心部・郊外への足として定着しています。
駅前に設置されている新聞の自動販売機
・金刀比羅山
琴電琴平駅で下車し、金比羅山に向かいます。
※今回は、金比羅山に向かう前に少し遠回りをして、JR琴平駅に行き、四国フリー切符をあらかじめ購入しました。
金刀比羅山は、四国の自然と信仰の中心地として知られ、讃岐山脈の美しい自然に囲まれています。その麓の町、琴平は歴史ある建物や情緒溢れる街並みが特徴です。
参道入口から本宮まで続く石段は、身も心も清めるための試練とされています。実際、本宮までにはおよそ785段、さらに、本宮から奥社までは、1368段あり、その大変さから、同中には、杖を貸し出しています。
本宮までであれば幅広い世代の方が挑戦している印象でした。余力のある方は、奥社まで行ってみるのもいいかもしれません。本宮に到達した後、展望スペースからは、自然の素晴らしさを同時に味わえる貴重な場所となっています。
また、参道では、琴平名物の讃岐うどんをはじめとする地元グルメを楽しむことができます。所要時間は、本宮までの参拝と昼食を併せて、2~3時間程度でした。
本宮
本宮の展望台からの眺め
杖の有料貸し出し
道中の讃岐うどん屋
JR特急「南風9号」(約70分)琴平駅(13:32)→高知駅(14:42)
JR琴平駅に戻ってきます。この先は、フリー切符の出番です。特急列車の車内販売はないので、あらかじめ飲み物等を購入しておくとよいかと思います。
また、おおよその場合座れますが、車両編成がとても短い(2~3両)ですので、自由席の場合は、事前にホームの列車停止位置を確認したうえで、並んでおくことをおすすめします。
近年、改修工事がされたものの、趣深さが残るJR琴平駅
途中、大歩危(おおぼけ)、小歩危(こぼけ)を通過します。これら駅からは、四万十川が作り出す雄大な自然を見ることができます。また、車内からもこれらの景色を楽しめます。
大歩危小歩危周辺の景色
・高知城
高知駅に到着した後、1時間ほど時間があるので、高知城の外縁まで向かいました。高知市内は、路面電車が走っていますので、路面電車を使って観光するのもおすすめです。
散策中に、桜とヤシの木が一緒に育っている光景を目撃し、雪国では考えられない光景でした。
高知城は、江戸時代初期に建てられた城で、土佐の城下町・高知市に位置しています。天守閣は元の構造を保ったまま現存しており、日本でも稀有な存在です。城内には復元された武家屋敷や庭園があり、城からの眺めも抜群です。
JR四国内では珍しい自動改札機が設置されいてる
JR特急「あしずり7号」(約70分)高知駅(15:43)→窪川駅(16:50)
・窪川駅
土佐くろしお鉄道の駅舎も併設されており、こちらもかなり趣深い
JR普通 (約160分)窪川駅(17:38)→宇和島駅(20:15)
普通電車ではあるものの、同路線ではユニークな車両が走っています。今回乗車したのは、「海洋堂ホビートレイン」でした。同列車では、かっぱの世界をモチーフにしていて、車内には、かっぱに関する様々なグッツが展示されています。
また昔、東海道・山陽新幹線で活躍した0系新幹線の車両をモチーフにした「鉄道ホビートレイン」も運行されています。なお、予め、時刻表などで、どの列車が使われるか調べることができます。
「海洋堂ホビートレイン」
「鉄道ホビートレイン」
(photoAC)
JR特急「宇和海30号」(約80分)宇和島駅(20:17)→松山駅(21:37)
・松山駅
松山駅からは、路面電車を中心に、松山市内や道後温泉など周辺の観光地へのアクセスが容易にできます。2024年の9月29日より、従来の木造駅舎から近代型の高架ホームを併設した駅舎に変わりました。
また、様々なお店が入店し、自動改札機が導入されるなど、より便利な駅になりました。少し離れたところに、伊予鉄道(市内路面電車・郊外線)の松山市駅があり、こちらには、いよてつ高島屋があり、市の中心部としての機能を果たしています。
窓縁が木造のレトロな松山駅切符売り場
今回はここまでです。引き続き、②、③をお楽しみください。
最後までご覧いただきありがとうございました。